夫と私の2人で行った沖縄本島への旅行。国内の旅行ながら、少しでも南国気分を味わいたいと思って旅行先を決めました。時期は旅行費用が安くなる1月中旬から下旬にかけての10日間。もちろん冬の季節なので海で泳ぐことはできませんが、それを除けば十分楽しい観光旅行ができると考えていました。また10日間の長い滞在なので、ホテルは「暮らすように過ごしたい」という思いから、部屋にキッチンが付いているコンドミニアムタイプにしました。
自分達で飛行機やホテルを手配したので、参加したオプショナルツアーは一切なし。事前にいくつかの観光プランを考えておいて、その日の天気を見ながら行先を決めました。観光した場所は、ほぼ沖縄本島のメインの観光スポットを周って網羅しました。
例えば北は大石林山や辺戸岬などのやんばるの地域から、南部エリアの平和祈念公園やひめゆりの塔まで。もちろん定番観光スポットである牧志公設市場や国際通り、首里城や美ら海水族館にも行きました。
食事はできるだけ地元のものを食べたいと思っていたので、沖縄料理を出している飲食店が中心。チャンプルーやテビチ、沖縄そばや沖縄ならではの鮮やかな色合いのお魚などなど。さらにホテルのキッチンも活用して、沖縄食材のハンダマを茹でたり、島豆腐の冷奴や海ブドウわで食べたりもしました。とにかく沖縄料理や食材にこだわった食事を楽しみました。
コンドミニアムなので好きなものを好きな時に食べられるのが便利で良かったです。
どこの観光も楽しかったのですが、印象に残っているのは沖縄の青い海。「青い」と一口に言っても様々なグラデーションがあり、コバルトブルーだったりエメラルドグリーンだったり。中でも晴天に恵まれた古宇利島の海は、息をのむほど本当にキレイで絶景でした。また西海岸をドライブしている時の海にも感激。海外リゾート地にいるような雰囲気で、どこを切り取っても絵になる風景でした。もちろんホテルのバルコニーから眺める海も素敵で、ただゆっくりと見ているだけでも幸せな気分。時間がゆったりと過ぎていくようなリラックスできる空間に浸ることができました。
観光地で楽しかったのは美ら海水族館。何度もテレビで見ていた「黒潮の海」の魚たちが悠々と泳いでいる大水槽はまさに圧巻でした。また面白くて興味深かったのは、本島各地にある道の駅。それぞれに地元感が満載で、見たことのない野菜や果物、お惣菜が販売されていて、地元沖縄の方も利用されている様子が伺えました。
困ったのは、当初予想していたよりも寒かったこと。もちろん冬なのでいくら沖縄と言えども寒いのは当然なのですが、私が訪れた時には沖縄で史上2回目という雪が降った時でした。以前同じ時期に沖縄を旅した友人からは「暑くて半袖で過ごした日もあった」と聞いていたので、あまりの寒さに驚きました。
また「失敗したなぁ」と感じたのは、レンタカーのサイズ。夫婦2人での観光旅行とはいえ、ゆったりとドライブしたいと大きめのレンタカーを選択したのですが、沖縄県ではちょっと横道に入ると対向車とすれ違うのも大変な道も多く、コンパクトカーにしておけばよかったと後悔しました。何度もぶつかりそうになり、ヒヤヒヤしました。
残念で笑ってしまったのは、楽しみにしていた海カフェでのこと。ガイドブックやインスタでは、そのカフェの大きな窓からは一面の青い海が広がっている素敵なシチュエーション。ところが私たちが訪れた時にはちょうど干潮の時間帯で、窓から見た風景は一面の岩場。肝心の海は遠くの方に見えるだけで、あまりのギャップに笑うしかありませんでした。きちんと満潮の時間を調べるべきだったと反省しました。